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4/1(土/晴)【牡蠣殻肥料】|特別栽培米の眞木優|note
牡蠣殻肥料の成分
主成分
牡蠣殻(カキ殻)の主成分は「炭酸カルシウム」になります。
カルシウムは植物にとって重要な多量要素(二次要素)の一つです。カルシウム成分は栽培において、以下の働きがあります。
ペクチンという多糖類と結合し、細胞膜を丈夫にして病害虫に対する抵抗力をつける働き
根の生育を促進する働き
植物体内でできる過剰な老廃物(有機酸)を中和する働き
用土の土壌酸度(pH)の調整剤としての働き
その他の要素
植物の生育には、チッソ(窒素)、リン酸(燐酸)、カリ(加里)、カルシウム、マグネシウム、硫黄といった多量要素が欠かせません。牡蠣殻肥料には、カルシウムのほか、チッソ、リンサン、カリ、ケイ酸、また鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、銅、モリブデンといった微量要素も含んでいます。
牡蠣殻肥料の特長は主に以下があります。
アルカリ分がほかの石灰肥料に比べて低く、生石灰、消石灰はもちろん、苦土石灰よりも効き目がおだやか
アルカリ性が土壌を中和し、酸性からじわじわと栽培作物に最適な土壌pHに調整し、品質向上、収量増に貢献
カルシウムだけでなく、チッソ、リン酸、カリ、ケイ酸、鉄、マンガン、ホウ素、亜鉛、銅、モリブデンといった植物に必要な微量要素、ミネラル、養分を多く含む
牡蠣殻(カキ殻)はゼオライトのように多孔質構造のため、小さい穴が親水性や通気性、保肥力を高め、土壌の中の微生物の活動を促進、土壌改良、連作障害の防止に