TOP > 特別栽培米の眞木優 日記 > 3/31【雷乃発声】
出典:私の根っこプロジェクト 日々是活き行き-暮らし歳時記
七十二候「雷乃発声」。旬の味「桜鯛」を手軽に味わおう!
3月31日から、七十二候では「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」に入ります。
冬の間は鳴りを潜めていた雷が、遠くの空でゴロゴロと鳴り始め、春の訪れを告げる頃です。
「春雷(しゅんらい)」は「虫出しの雷」とも呼ばれ、冬の間隠れていた虫たちも活動し始めます。
この頃に旬を迎える魚に真鯛があります。桜が咲く頃、産卵期を迎えて脂がのり、ひときわおいしい鯛としてこの時期は「桜鯛」という名で呼ばれています。
「サクラダイ」という魚もいるのですが、これはスズキ目ハタ科サクラダイ属に属している別の魚。食用で出回っているのもあまり見かけません。
お祝いごとに付き物の真鯛は、姿かたちが立派で味も優れているということで、古来より日本人に親しまれてきました。
「古事記」や「延喜式」にも登場し、朝廷への貢物として使われていたことがうかがえます。
江戸時代になると将軍家に献上するため、江戸に鯛が集められるようになりました。
「目の下一尺」といわれ、体長40~50cmくらいのものがおいしいそうです。
お刺身はもちろん、煮ても焼いてもおいしい真鯛。
新入学や新社会人のお祝いの食卓に尾頭付きも良いですね。お祝い事がなくてもお刺身なら手軽です。
ひと手間かけて鯛茶漬けなどにすると、ちょっとぜいたくな気分になれます。真鯛の刺身を醤油とみりんに漬けこみ、お好みの薬味とともにごはんにのせて熱い煎茶を注ぎます。
お好みでだし茶漬けにしても良いですね。
【季節のめぐりと暦】七十二候
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