TOP > 特別栽培米の眞木優 日記 > 6/30【稲妻】
雷を伴う大雨です。…AM5:00前に閃光が走りました。100m先の視界は、まるで「くもりガラス」のようです。
【お勉強】
「稲妻」言葉の由来を高校生が科学的に証明することに…
(出典:「grape」 vine of emotion)
昔から「雷の多い年は豊作になる」と言い伝えられているものの、それを証明しようとは誰も思わなかったのですが、島根県松江市の高校生が科学的に証明することに成功しました。
松江市の高校性・池田圭佑さんは、宮沢賢治が教員時代に『カミナリと農作物の出来具合について何らかの関係がある』と書いてあった書物を読み興味を持ったんだそうです。
そこで、学校にある実験用の放電装置を使い、落雷と同様の状態を作りだし、カイワレダイコンの成長の様子を調べたところ、種子に50秒間放電してから育てた種子は、放電しなかった種子に比べて成長が約2倍も速くなることを発見。
さらには育てるための水道水にも、放電させた水を使ったところ、芽の伸びが2倍にとなる結果が得られたんだそうです。
なぜそのような結果となるのか、放電した水を分析したところ、通常の水に比べて『窒素』の量が1.5倍になっていることを発見。
窒素は肥料の3要素の一つ。これが成長を促したことを突き止め、この結果を『科学シンポジウム』で発表し、なんと最優秀賞を受賞しました。
古くから伝わる「なぜ雷の多い年は豊作になるのか」という疑問に対し、「窒素の増加により豊作となる」という科学的な答えを導きだしたのでした。
産経新聞社に対し、京都大大学院エネルギー科学研究科の岸本泰明教授は以下のように話しています。
種に直接放電することで成長が促進される原因は不明としながらも、「放電によって空気中の窒素が水に溶け込み、カイワレ大根の成長が促進されたことを実験で突き止めた点は素晴らしい」
産経WEST ーより引用
昔と今ではゲリラ豪雨が起こったりと気象状況が大きく異なるため、一概に「雷が多い年は豊作になる」とは言い切れない面もあるかもしれませんが、疑問をそのままにせず、突き止めた探究心は素晴らしいのひと言です。
昔からの言い伝えには必ず何らかの根拠があるんですね。高校の時に物理の先生から「雷が多い年は豊作になる。だから、稲妻という。」と聞いたことを思い出しました。
『稲妻』は、稲の夫(つま)からできた言葉だそうです。昔の人は収穫の時期に雷が多かったため、稲の実りには雷が関係していると考えていたようですね。
【出典:その②】
ヤフー知恵袋
稲妻は『稲の夫(つま)』という意味で,電光が稲に当たると稲が妊娠して子を孕む。
つまり電光は稲の夫であると考えられていました。
気象学的には,雷が多いとき,降水量や日照が多い,気温が高いなど,
稲の生育に都合がよく,昔の人は,雷が多いと豊作になることを経験的に知っていたようです。
また,雷の空中放電により,空中の窒素が分解され、それを雨が地中に溶かし込むと、その土地は栄養分豊かな土地になるので,豊作に大きく寄与するともいわれています。
(雷の放電によって,N2はO2と化合して,各種の窒素化合物(NOやNO2など)となり,これが雨水によって硝酸(HNO3)となる=>硝酸は植物の成長に欠かせない)
なぜ『稲夫』が『稲妻』になったかについてですが,昔の人は雷は稲を妊娠させる力があると考え,当初は『稲夫(いなつま)』と呼んでいましたが,江戸時代に『稲妻』と誤用され,今日ではそのまま『稲妻』が使われているようです。