TOP > 特別栽培米の眞木優 日記 > 6/20【①代掻き…暗渠からの落水】
落水口による「終盤の落水」は、田んぼの水位が下がるので「勢い」が弱くなります。
今回、地域のベテランの方からご教授頂きました「暗渠からの落水」を初めて行いました。
透明な水が勢いよく出て来ました。…頃合いを見て、止水しました。
あいにく、本圃場の代掻きは「作業中の降雨」により、水位が上昇してしまいました。…結果は明朝(6/21)、風下の「*麦わら吹き寄せ」に現れると思います。(^^;)
しかし、この【手段は効ける】との実感(手応え)を得ました。^^
【備考*(体力消耗に繋がる)麦わら吹き寄せ】
①一般的に本代掻きは田植えの*3日前に行います。それは「代掻き(攪拌)」で生じる「泥水」が沈殿し「稲苗」が「活着(根を張りやすく)」できる状態になる迄の日数が必要だからです。
(*砂の成分が多い田んぼは「代掻き後、地面が固くなっていく」事から、田植えの前日に代掻きしないと支障(タイヤ跡が消えない・田植え機車輪に土が付着し、ヘルメット大の土塊が沢山出来てしまう)を来します。)
②前述の理由から、代掻き後は「再び満水状態」にして「泥土の安定」を促します。
③水が多い状態での「代掻き」は、麦わらが浮いてしまいます。トラクター進行時に「波」が立ちますと必ず「麦わらの吹き寄せ」に繋がり、水位の高さに比例して、その量も増えます。
④(浮いた)麦わらは、風で移動します。そのままの状態での田植えは「麦わらが被った苗」の育ちに支障が出てしまいます。
⑤以上の事から「麦わらの吹き寄せ」は、田植え迄の短い間に除去(鉄製の松葉ぼうきでの手作業。大量な場合はトラクターでの鋤き込み)が必要となってしまいます。